
トップ >> 過去のことば辞典 ~ ペイオフ(payoff)
ペイオフ(payoff)とはもともと「支払う、清算する」という意味です。ここから、ペイオフはふたつの意味を持っています。ひとつは「預金を預けている金融機関が破綻した場合に、預金者に預金保険金を支払う」という預金者を保護する意味で用いられます。もうひとつは「金融機関が破綻した場合、保険対象となる預金を一定限度まで預金者に払い戻して、そのうえで金融機関を清算すること」というを破綻処理方法のひとつを意味します。この制度は1970年代に作られましたが、一度も実施されたことはありません。90年代の信用組合破綻などを期に金融危機が発生することを危惧した政府が緊急措置として95年6月に凍結しました。そして96年に2001年3月までの特例として預金の全額保護を決定しました。「ペイオフ解禁」「ペイオフの凍結解除」とは全額保護の特例措置をやめて、1金融機関につき預金者1人当り1000万円までの元本とその元本に係る利息額が保護されることに戻すことを言います。(1000万円を超える部分とその利息については、破綻した金融機関に残された財産に応じて払い戻されます。